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第15話 重曹を使って白物の全体漂白~自宅で賢く漂白加工~
前回は重曹を使ってシャツの襟の黄ばみ取りをご紹介しましたが、今回は漬け込みで白物の全体漂白をご紹介いたします。
今まで衣類の漂白をご自宅でされても酸素系の漂白剤だけだと、いまいち真っ白にならずに諦めていた方は、重曹(弱アルカリ性)を使うと漂白効果が向上しますのでご参考にして下さい。
まずは60度のお湯を5ℓ用意します。その中に液体酸素系漂白剤を50㏄、重曹を50㏄入れかき混ぜます。その中に黄ばんだ衣類を入れて30分程漬け置きします。漬け置き後は良く濯いだ後、脱水して自然乾燥して下さい。濯ぎが不十分だとアルカリ成分が残って後々、黄ばみを起こしますので十分に濯いで下さい。濯ぎの際にお酢を数滴入れると中和されて効果的です。一般的な黄ばみなどはこの方法で綺麗になります。また、お茶やコーヒー、醤油などのシミも綺麗になりますのでお試しください。
このように液体酸素系漂白剤は熱やアルカリを加えることで漂白力が高まります。アルカリが高いほどシミは落ちやすくなりますが、色落ちや繊維を傷める恐れがありますので入れ過ぎにはご注意ください。Hanakoyaではシミの状態やアイテムの素材などによって温度やアルカリ剤の種類・分量・時間を変えて漂白加工しています。今回の方法で綺麗にならなかった場合は重曹の代わりに粉末の酸素系漂白剤を入れると良いです。